考えること
先日日本レストランエンタープライズの斉藤泉さんの話を聞かせていただいた
彼女は新幹線の車内販売員である
今でも2か月毎の契約のアルバイト社員であり、18年間続けている
彼女が注目されているのは、その販売力にある
山形新幹線では400のお客様が定員であり、そのお客さまになんと187の弁当を販売したという記録の持ち主である
約3時間の旅の中で、平均8万円の売り上げがほとんどの中、彼女は26.5万円の新記録を持っているとのこと
その彼女いわく、常に考えることでこの記録を達成したという
毎日毎日初めて会うお客さまに対し、今日私ができるできること、やるべきことは何かを考えて準備し、行動するという
確かに押し売りできるわけではなく、声をかけるだけであるが、頑張る人とそうでない人にここまでの差があるわけを聞いた
我々新幹線を利用する者から見ると、そんなに努力の幅のないような車内販売であるが、決してそんなものではなく、考えて準備し、相手の姿を見ることで、必要とされる品物が分かるという
接客とは心ある人が心ある人に何かをすることであり、そのことには無限の可能性がるという。そのためにもお客様の前に立ち続けると言う
マニュアルでは絶対にできない質の高い販売をするという
準備の段階から人の倍の時間をかけて商品を選別し、並べ、車内を回りつつ、お客様の期待していることを把握していく。売れ筋の高い車があれば、すぐにもう一度回るという。一人のお客様が弁当を買うと、近くの人も買いたくなるのだといういう。通常3時間半の中で4往復程度が普通の中で、倍以上の往復販売をするという
このような努力と気遣いと、準備をしつつ、毎日を反省し、次につなぐ・・・考え抜くそうである。
同じ仕事でも考えて考えることで相手と通じることが多いのだと改めて気づかされた
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