むじな
小泉八雲の怪談のなかにむじなが出てくる
江戸は赤坂の紀伊国坂は日が暮れると誰も通す物のない寂しい道であった、ある夜、一人の商人が通りかかると、若い女がしゃがみ込んで泣いていた。心配になって声をかけると、振り向いた女の顔には目も鼻も口も付いていない。驚いた商品は無我夢中で逃げだし、屋台の蕎麦屋に駆け込む。蕎麦屋は後ろ姿のまま愛想がない口調で「どういたしましたか」と商人に問い、商人は今見た化け物のことを話そうとするも息が切れ言葉にならない。すると蕎麦屋は「こんな顔ですかい」と商人のほうへ振り向いた、彼ものっぺらぼうで驚いた商人は気を失いそのとたんに蕎麦屋の明かりが消えうせた。すべてはむじなが変身した姿であった・・・という話である。ここでわけのわからない怪物がむじなである。むじなはタヌキと同じという説もあるが、いずれにしても化けて人間をだますようだ。
このような気色悪さを今回の景気対策に感じると、堺屋太一氏が述べている。
景気対策という名のもとに、大きな借金(国債)をして、徹底的なバラマキである。その中に思想もなにもあったもののではない。リニアモーターカーの話まででたり、いつの間にか役に立たない(回収のできない)道路、天下り団体への基金まで作り、何年でも使ってくれとの話、果ては国立漫画喫茶まで・・・・
たしかに気色悪いったらありゃしない・・・
バラマキの終わった後で、本当の顔をみたら・・・・・・驚かないことを祈る!
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唯一の趣味であるツーリングにお仲間の誘いを受けて先週末に行ってくる予定でした。
お天気は最高で、暑くもなく寒くもなく、お出かけには絶好の日和でした。
但し、ツーリングの足となるバイクが・・・
先週に予行演習をしたにも関わらず、途中停止してしまい、高速道路にさえ乗れずじまいで、全ての予定は過去形になってしまいました。
集合時間をとうに過ぎ、バイク屋の開店時間に合わせて、メカニックお母さん連絡して、症状を電話で話したところ「ここをつなぎ直して」とアドバイスをいただき手を入れたら、
驚くことに、何事も無かったかのようにバイクは息を吹き返しました。
家に帰って、そんな話をしたら、そんな都合のいいこと?あるわけないといわれ、その時間「むじな」が彷徨っていたんじゃないの!なんて言われました。
お仲間さんには悪いことをしましたが、その後のソロツーリングで事故もなく、家路に辿り着くことができ、なんとなくめでたしめでたしでした。
電話だけで的確に故障箇所を探り出してしまう、バイク屋の凄腕お母さんありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
投稿: 庶務課長 | 2009年6月25日 (木) 16時37分
家内と「むじな」の話をしたところ、あなたの場合は、「むじな」でなくて、「いつもあなたを守ってくれている神様」がいるからと言われてしまいました。
「普通に考えると、そんなに都合良く直るなんて信じられない」と冷静な判断になんとなく納得しました。
立ち往生したということは、その時間にその方向へ行っては駄目で、いくら警笛を鳴らしてもあなたが分からないので、そうしたとのことでした。駄目を押され、無事に帰還できたことだけが、記憶に残されることとなりました。
皆さんに感謝!!
投稿: 庶務課長 | 2009年6月26日 (金) 11時18分