購買交渉
最近は購買でのコスト低減活動の要望が増えている。そこで一般的な購買戦略をまとめてみよう。
1.変動費契約:相手の稼働率が低い場合、変動費のみの費用でも仕事が欲しい、つまり現在のような不況時には有効な方法である。
2.流通経路のカット、利用:過剰な商社活用などはすぐにカットすべきである。一方、市場性のある部品は商社がまとめることで安くなる、物流費も安くなる、特殊なものや少量の場合、調査や管理費を考えて購買費用を削減する。
3.見積もりの盲点をつく:キロ当たりいくら等の場合は、まずきちんと見積もりし、それが高いか安いかを見極め、高ければ原単位(重さを下げる等)を追及または、本来の見積もり方法へ引き込んで交渉する。(加工費で交渉)
4.まとめ買い:類似製品、類似工程、後工程の類似品、検査の類似品でまとめて量を基に交渉する。
5.業界を変える:コスト競争の強い業界を活用する
不況は各社とも厳しいが、買い手はそれを有効に生かすべきである。
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