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リードタイム短縮の基本的考え方

リードタイムと効率化を混同されている方が多いが、生産性をいくら向上しても、リードタイムは短くならない。リードタイムを長くしている原因は、停滞であるからである。

つまり人や設備の稼働率を上げようとすると、人や設備を遊ばせないようにする。そのためには作業する前工程にたっぷりの在庫を持つのが一番である。次から次へと作業できるようにするのである。こうすると、製品は逆にたっぷり待たされることになり、リードタイムが長くなる。われわれが病院で長く待たされるのと同じで、医師は稼働率が上がるが、患者は長く待たされることになる。

これを排除しないと、リードタイムは短くならない。一個流しがその解決法であるが、このためには工程に流れを作るということで、負荷と能力のバランスが重要になる。これをきちんとやるのは、思いのほか難しい。

この考えは生産のみでなく、事務処理でも、設計開発でも同じことであり、流れを作るのである。こういうと、生産は可能だが、事務処理や設計では無理だとおっしゃる方が大半である。だからいつまでも改善できないのである。

まずその考えを変えない限り、お客様を待たせないビジネスはできない。

昨今の厳しい世の中、できないと思われているところにこそ、改革の芽があるのである。

次回からそのポイントを考えてみる。

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